黒木本店(尾鈴山蒸留所)

宮崎県児湯郡高鍋町
明治18年創業の「百年の孤独」「きろく」「野うさぎの走り」「中々」など多くの人気焼酎を造り出している蔵。エコ、リサイクルの取り組みにも積極的で、肥料工場を持ち、焼酎を蒸留する際に出る廃液は緩行性有機質肥料「甦る大地」として原料となる農作物の栽培に利用されている。また廃液の飼料化も行っている。平成10年には本城町に尾鈴山蒸留所を新設し「山ねこ」「山翡翠」「山猿」の山シリーズを生み出している。

黒木本店(尾鈴山蒸留所)の焼酎銘柄

百年の孤独
大麦製の焼酎を樫樽にて長期間貯蔵し熟成させることによって造り上げた本格焼酎。皇太子殿下もご愛飲されているという噂の幻の麦焼酎で、アルコール度数は40度、淡い琥珀色でウイスキーを思わせる風味。名前はノーベル文学賞を受賞したコロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説「百年の孤独」に由来。宮崎県のアンテナショップや、一部の高島屋で店頭抽選販売が行われている。
野うさぎの走り
長期間甕で貯蔵された古酒ともち米焼酎のブレンドにより誕生。「不思議の国のアリス」に登場するウサギ、草むらから走り出て、深い森の中へ駆け抜けて消えていく野生のうさぎをイメージした米、もち米、米麹で造られた焼酎。以前は42度あったアルコール度数は現在は37度になっている。
きろく
伝統の「土中かめ仕込み」で発酵した酒母が風味豊かで柔らかな味わいを醸しだし、黒麹独自の個性を持った骨格のあるしっかりした味わいの焼酎。
爆弾ハナタレ
蒸留で最初に垂れてくる初留取り(ハナタレ)を割水して瓶詰めしたもの。爆弾の名のとおり、濃厚でアルコール度数は44度と高く、全体の2~3%しかとれない貴重な焼酎。
中々
国内産の大麦を原料に手造りの麹で仕込まれた麦焼酎。原酒を割水して25度(20度)に調整したものが「中々」、この原酒を樫樽で長期熟成しブレンドしたものが「百年の孤独」になる。
山ねこ
原料のさつまいもにジョイホワイトを使用し、白麹で仕込まれた芋焼酎。同じく尾鈴山蒸留所で製造されている米焼酎「山翡翠」、麦焼酎「山猿」とともに人気の焼酎。
陶眠中々
手造りの麹と厳選された国内大麦を原料に用いた「百年の孤独」と同じ原酒を長期熟成した後、割水し28度に調整したもの。「陶眠中々」のなのとおりボトルが陶器でできており趣がある。
山猿
有機性土壌改良材「甦る大地」(自社焼酎かすリサイクル)を使用している地元農家のグループ(甦る大地の会)が、栽培した大麦を使用。2年間の熟成期間を経て芳醇でまろやかな麦の香りの生きた焼酎。
きろく 無濾過
「きろく 無濾過」は、蒸留したて無濾過・無調整の新酒をアルコール分25度に割水し、瓶詰めした焼酎として冬季限定出荷される。
たちばな
有機栽培による黄金千貫、手作りの麹を原料に白麹でそして昔ながらの甕で仕込まれた焼酎。アルコール度数20度と25度のものがある。
山翡翠
尾鈴山蒸留所で造られ、原料に地元産のヒノヒカリ、自社培養による独自の酵母菌を用いた純米焼酎。徹底した手作りの仕込みと伝統の常圧蒸留に徹し、三年間甕で貯蔵・熟成させて仕上げた逸品。
たちばな原酒
割水、ブレンド等による一切の調整を拒否した単一原酒100%の焼酎。麹は手作り、黄金千貫は掘ったその日に仕込み、発酵・蒸留・貯蔵・熟成に細心の注意を払いながら仕上げられている。
天嵐坊
黒木本店の銘柄以前に珍しい山いもの焼酎。山芋は、古くから「山薬」と呼ばれ、滋養強壮薬として用いられてきているが、山芋を原料とした「天嵐坊」は、特徴を引き出した、素朴で自然な風味と淡い甘みのある焼酎。